韓国ベーカリーショップOPEN

昨年10月に始まったプロジェクトの韓国のパン屋
“ボンヌベール”がOPENした。

千葉がOPENお祝の電話をかけた所、急がしそうに、
それでいてはずんだ声のSEO氏が。
朝からお客が行列を作って大繁盛とのこと。うれしい！！

後日談だが、この日はPM3：00には店内の商品が完売！
あわてて追加商品を作ったとのこと。
ちなみに営業時間はAM10:00〜PM11：00と、
日本とは違って遅い時間まで営業している。

この話をきいた時、一番嬉しく思い、安心する。

今年初のよろず相談

1/10に今年初のよろず相談があった。

弊社は障害者施設でどらやきをメインとした、製造販売を行っています。
建物が市の施設であり、大掛かりな改築はできずにいます。また、予算も余りなく、店舗に
関する専門的な知識を持つ人もいません。
配置や繁盛する、必要な事柄があればご教授をいただければと思います。
宜しく御願い致します。

早速、連絡を取り2/1にお会いする事になった。

担当の方は酒井さんという施設で働く優しそうな好青年。
施設は、福祉作業所で主に生活場面や就労に向けた適切な指導、訓練を行い
社会的自立の助長を図る事を目的としている。
その施設内でどらやきを製造販売し、売り上げ金を作業費として
参加している人々に与えているそうだ。
小さなプレート2台で一日に120個程度売り上げるとのこと。
雰囲気は、公共施設内ということもあり、ショーケースにどらやきを陳列しているだけの
お店というより販売所といったところ。

酒井さんの要望は、どうすれば売り上げが伸びるか、認知してもらえるかという事に加え、
お金をかからない方法を教えて欲しいとのこと。

私の見解として次のようにアドバイスした。

・なに屋かを表現する。
　看板や大のれん、のぼり等の設置でにぎわいを出すという事。

これならあまりお金をかけずに済む。
これらは、ホームセンターでもオーダーできる。

・作業スペース、販売スペースを明確にする。

施設の作業所という事も有り、オープンなスペースにショーケースがあるだけ。
パーティションなどでも良いので、仕切るということが大切。

・限定的な商品づくり。

○○市や市独特のネーミングの焼き印を入れるだけでも随分と売上は変わる。
市民がおみやげに持っていけるような商品になればなお良い。

・外部へのアピール。

市役所掲示板を利用する他、花火大会やお祭りごとにも参加し、認知度を高めると良い。

以上、ハード面に加えソフト面に関してもアドバイスをさせて頂いた。

素直に聞き入る酒井さん。
最後に「なによりも実行、行動ですよ！」と言い残し施設を後にした。

公共施設からの相談は初めてだったが、
是非がんばって盛り上げて頂きたいものだ。
今後の報告が楽しみだ。

なんかホットする一日だった。
またのよろず相談を楽しみにしていますよ。

10月11日、12日 韓国ソウル現場視察

2年ぶりの韓国はソウル。

Seo氏がインチョン空港まで迎えに来てくれた。



改装するお店は、ソウルより100Km程離れた高陽市の一山市街地（Goyang-si Iian Town）の

商業中心地にある、ケーキとベーカリーを併用店。

韓国ではケーキとベーカリーが一緒に販売されている事は一般的らしく、視察したお店は

全てこのスタンス。



お店の名前は"PANAMIE（パナミエ）"と言って、ソウル近郊に100店舗程あるチェーン店。

オーナーはKwon御夫妻で、FCにて経営されている。

店舗は１Fが売場、B1Fが厨房というつくり。

直ぐ向いにPARISという競合チェーン店が建っているという立地である。



改装理由は、PANAMIEがKwon氏のお店の近くにどんどん出店しているため、

FCをやめてSeo氏がソウル近郊に出店している"Bon Nuvel（ボンヌヴェル）"の名前で

改めて出店したいとのこと。



その日は、珈琲ショップでKwon氏に横山氏のお店"ブーランジェリーK-ヨコヤマ"の

写真や図面をみながら、大凡の予定、プロジェクトの進め方、設計料等打合せをした後に、

市内の競合店を視察して廻った。



夜には韓国料理を御馳走になった。日本でいう居酒屋の様なところで食事した。

骨付きカルビ、チゲ鍋、キムチ、ナムル等、テーブルいっぱい小皿が並んだ。

お皿を洗うのが大変ではないのかと、いらぬ心配などしたり...。

辛いものを食べると、ご飯が進むこともあり、もうお腹いっぱい。



Seo氏の通訳によりKwon御夫妻とも、韓国スターの話題等色々な話で盛り上がり、楽しい夜だった。



このプロジェクトの件でSeo氏は横山氏のお店で1ヶ月程研修を受けるそうだ。

又、近々日本に来て、横山氏のお店も含め、色々なケーキ・ベーカリーショップを視察するという。

お店視察の時に、会う約束をして韓国を後にした。

パンナミ外装
パンナミ店内
ボンヌヴェル外装
ボンヌヴェル店内

10月5日金曜日のできごと

その日、事務所に一本の電話がきた。
相手は、私共が手掛けた南浦和のベーカリーショップ
「ブーランジェリーK-ヨコヤマ」オーナーの横山氏。

「久しぶり-！」とニコニコしたのもつかの間、紹介したい人物がいるという。
その人物とは、韓国人のSEO氏。
横山氏とはベーカリーコンテストでアメリカ西海岸に一緒に行った間柄。
横山氏のお店を見て、私に会いたいということだった。
ただ、時間が無く、明日には韓国に帰ってしまうとか...。

善は急げ！その日の夜に会う事を約束した。

会ってみると、とても良い人柄で安心。
SEO氏は、日本のベーカリー専門学校を卒業した事もあり、
日本語はペラペラであった。またも安心。

話を聞いてみると、韓国のベーカリーショップを経営しているおじさんが、
改装を考えているのだと言う。
私共が手掛けた写真を肴に話ははずみ、是非韓国に来て欲しいと嬉しいお言葉をもらった。

というわけで韓国はソウルに行く事になった。
言葉、習慣など壁は多々あるものの、今から楽しみである。

ブーランジェリーK-ヨコヤマ外装 外装夜景。

2008 年明けましておめでとうございます。

2008年明けましておめでとうございます。
干支の一番目、ねずみ年。
新しい気持ちでブログを始めさせて頂きたいと思っております。

新年そうそう私共が手掛けた、三重県タカハシ酒造様から
伊勢神宮に奉納する神酒「三重の新嘗(みえのにいなえ)」を頂きました。

タカハシ酒造さんをちょっと御紹介します。
'99年にOPENした酒蔵見学コースと直売所を併設。
伊勢の蔵と格付け、主力商品の純米酒「伊勢の蔵」を販売。
日本酒の好きな人に愛されている蔵元です。
都内東武練馬、「松澤酒店」も私共が2002年に手掛けさせてもらいましたが、
松澤さんの処に偶然にもタカハシ酒造さんの「天遊淋」などの銘柄を
扱っておりました。
伊勢の蔵は2002年4月の商店建築、「リカーショップの新しいデザイン」に
掲載されております。是非御覧下さい。

では、みなさまにとって今年も良い一年になりますよう。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちば　まさゆき



伊勢神宮にお神酒を奉納
三重県タカハシ酒造様の手紙三重の新嘗(みえのにいなえ)