祝100年！たい焼くん

新聞で面白い記事を見つけました。

日本初といわれるたい焼き屋さんといわれる「浪花屋総本店」が1909年に創業して、
今年で100年目。都内をめぐり、素朴な伝統の味を見つけてみませんか...というもの。


今川焼きから生まれたと言う「たい焼き」。
明治末期、現在は麻布十番商店街にある「浪花屋総本店」が、高級魚のうえ縁起物だと、
鯛を模した焼き菓子を売り出したのが始まりとされる。パリッとした薄皮と甘さ控えめの
たっぷりあんこが楽しめる。「事業家は金を追う。職人は味を追う。俺は職人だ。」と
3代目店主・神戸 守一さん(88)。

1916年創業の「柳屋」は、人形町の甘酒横丁に店を構える。2代目店主・竹内 保夫さん(83)は
「あんこが命、皮は名脇役。」と話す。薄皮はしっとり、あんこの粒はしかっりしていて
甘過ぎない。

四谷の「わかば」は1953年創業。重厚なあんこが味わえ、しっぽには店名が押されている。
(ちなみにうちの事務所から一番近いたい焼き屋さんですが、分かりにくい場所にありながら、
行列のできるお店です。味はもちろん◎。)

以上が『たい焼き御三家』と言われる老舗だ。その焼き型は、すべて一匹ずつ焼く
「一丁焼き(天然物)」。何匹も同時に焼ける「連式焼き(養殖物)」に比べ火が通りやすいため、
香ばしくカリッとした食感になる。しかし焼き型が2kgと重いので、近年姿を消しつつある...。


続いて90年代以降にオープンした新顔を紹介。

阿佐ヶ谷駅前の「茶々丸亭」は豆乳クリームやウインナーチーズなど種類が豊富で、若者や女性に
人気。皮は厚めでふわふわだ。
小川町の「神田達磨」は皮の角が残った「羽根つき」で有名。
「歌舞伎座」のたい焼きは観劇した人しか食べられない。もっちっとした皮と濃いめのあんこに
紅白の白玉が入って、まさに「めでたい」。
韓国のたい焼きが食べられる「果川家」は千駄木の団子坂下にある。形はタイではなくフナを模し、
焼き台は円形だ。常連の70代夫婦は「いろんなたい焼きがありますが、これが自分達の口に
あっているんです。」と笑う。

あなたも「お気に入りの一匹を」を探しに、街へ出よう！...と言う記事。

行ってみよう！！